〜フレッツで何が変わるか〜

はじめに〜2001/10/17〜2001/10/29


   〜2001/9/25

 ここ一ヶ月、プロバイダー(以下プロバ)を変えようと思っていた。なぜなら基本料金が高価いからである。使い放題で月額2000円。大手プロバのごく一般的な料金設定であろう。サービスもいい。毎日の占いなんぞもタダでしてくれる。かなりよい。だがしかし。
 その「かなりよいサービス」のうち、自分ははたしてどれくらい使っているだろうか?
 そしてまた、今後自分がアクセスポイント(以下AP)のある地域に住むだろうか?
 何しろ私は転勤仕事だ。数年単位の転勤で、今回はたまたま県庁所在地同士の異動となったが、今後もそうとは限らない(それより早く辞めそうな気もするが……)。大手プロバは、東北ともなると県庁所在地のほか二つくらいまでしかAPがないのが常である。そして私は、県庁所在地にばかり異動するわけではない。
 して、考えた。
 少なくとも今の場所にはあと一年住む。県庁所在地である。従ってたいていのプロバのAPがある。ならば、今のプロバに固執する理由もないではないか。
 そうと決まれば早速プロバ探しである。原始的な方法を用いてかなりのサイトを見た。ウイルスに怯えるほど見た。廉価さに飛びつけば地域限定であったり、内訳はわからんが今の料金の倍であったり、なかなか思うようにならないが、ひとつのプロバに絞り込んだ。
 月額980円で、年払いだと9800円というお得感増大のプロバである。仮にA社としておこう。なお、このコースでフレッツISDNにも対応(コースによってはフレッツ使えないプロバもあるのだよ)。将来性もばっちりだ。
 

   2001/9/28

 しかしISDNについてはまだまだ不安もある(知らないからね)。とりあえず本家本元から情報を集めてみよう。てなわけでNTT東日本からフレッツの公式サイトに飛んでみた。
 むー……。
 むむむ……。
 なぜ私がISDNにこだわるかとゆうと、ファクシミリユーザだからである。しかも利用時間はテレホにかぶるのである。テレホとゆうことで遠慮なくつなぎっぱなしだと、ネットにつないでないお友達からに「通話中」をやらかしてしまうのだよ。
 (ネットとfax併用のヒトもいるけど……臨場感と喜怒哀楽の伝わり度はfaxのが上じゃん?)
 でもって、ADSLは始まったばかりでサービスが不安定なのである。料金も変動してるし、プロバの基本料もまだ高い。あとこれは詭弁やもしれんが、自分とこの回線が馬鹿早いと、サイトの重さとか気にしなくなりそうなんである。他サイトを見る分にはかまわないが、自分のサイトの重さがわかんなくなったらまずい(今も重いといわれてる……)ではないか。
 (ISDNだってアナログにくらべりゃ早いんだけどさぁ)
 てなわけで、FAXを使いてぇと言うそれ一点のみで私はISDNを選ぶのであった。

 さておき、フレッツ公式サイトをずらずらと眺めてみるに気になったこと。
 ISDNなら二回線分使えて、インターネット中でも電話がかけられる、という説明がある。
 しかしそのあとで、「プロバイダにダイヤルアップしている間は一回線分しか使えない」とあるのである。
 どーゆーことだ?
 フレッツだとそういうことになっちゃうのか?

 一回線分しか使えないとなると、フレッツはおろかISDNにするメリットもさっぱりないのだが……。
 FAQなども読んでみたが、私の求める回答に当てはまるものはなかった。ので、NTTに問い合わせることにした。問い合わせページがあって、名前とアドレスはもちろん、電話番号まで打ち込むのである。ここで入れたらまた電話勧誘(NTTからのね)とかくんのかなと思いつつ、どーせ申し込みたいんだからいいや、ということで打ち込んだ。
 これで意に添う回答がきたならISDNにしようではないか。

   2001/9/29

八月の電話料金明細が届いた。
 私は回線にいろろオプションをつけているため、基本料金だけで税込み四千円を超えるシュールな状態である。内訳はこうだ。

・回線基本使用料 1800円
・ダイヤルイン(もうひとつの番号をもてるというやつだな) 1600円
・プッシュホン(ダイヤルよりちょっと早くつながる) 390円
・タイムプラス(市内・市外の割引サービス) 200円

 七月・八月は転居でばたばたしていたため、電話はあまり使わなかったように思うが……(何しろパソコンも故障してたしな)。
 九月からは、テレホーダイサービスでプラス1800円である。テレホ以外の電話ももちろんするし、この通話料が月平均約三千円。
 したがって、NTTには月平均八千円プラマイ千五百円を費やしているとゆーわけだ。
 最近は電話をかけて話すことがかなり少ないので、テレホ以外の電話はほとんどがネット接続代とゆう計算になる。
 して、考えた。
 現在の電話代(つまりNTT代)をコストダウンして、なおかつ、より接続できるようにはならぬか。

 以前からISDNにしたいとは思っていた。何度かNTTのA支店に足を運びもした。しかしながら住宅事情が邪魔をしたのである。(いろいろうるさそうなんだ官舎というものは)
 現在、私は快適なアパート住まい。多少何かをいじったところで誰に気兼ねしよう。ターミナルアダプタ(以下TA)を購入するという初期費用は伴うが、長い目で見ればいずれはコストダウンになるはずである(そう信じたい)。
 そして何より、テレホ待ちをしなくてもよいのである。そう、常時接続をうたうフレッツISDNである。これがうまくいけば、少なくともネットに対する電話代を気にすることはない。回線速度が速くなる上に、ネットでの捜し物も好きな時間にできて、私のお肌の健康も守られる。よいではないか。
 よいではないか。

 プロバイダの変更を考えていた(これもまたコストダウン計画)こともあり、ある程度の目星はつけていたのだが、フレッツISDNコースとなるとまた基本料金が変わったりするのである。プロバイダを探し直さねば。

   2001/9/30

 しかし何だな、プロバ料金の内訳というのはいったい何なんだろう。
 つながりやすさか? 諸々のサービスか?
 しばらく前にパソ雑誌を買ったところ、「広告費」や「24時間電話サポートの人件費」ががかかっている、なんて書いてあるプロバもあった(そこのプロバはそれやってない分月額が低いのね)。それはそれではずれではあるまい。
 フレッツ対応プロバ一覧をNTTが用意していた(A社は載ってなかったが……)ので、とりあえずその辺から調べなおした。相変わらず原始的である。同じ会社でありながら違う名前のプロバを二つ運営しているところもあった。料金もちょっぴり違っていたが(確か)サービス内容はほぼ同じ。何しろサイトの作りが激似なので、たどっていけばばれそうなモンである。なにゆえ分けているのか教えていただきたいモンである(同人誌印刷会社でもあるまいし)。
 また、フレッツ固定料金プラスプロバ基本料金のみで「インターネットし放題!」とうたっている大手プロバがあったが、忘れてはいけない。ISDNの基本料金もプラスされるのである。別のプロバではちゃんとそこまで書いてあったぞ。

 それはさておき、いい加減飽きて、検索を一発かけてみた。「フレッツ」「ISDN」「プロバイダ」。
 膨大なヒット数の上位に、一つのニュースが舞い込んだ。
 某プロバで、フレッツISDNコースが月額300円というすさまじい話であった。

 しかも、そのプロバたるや、私が目星をつけていたまさにA社である(っていうか気付けよ)。
 なんたる偶然。なんたる幸運!(なのか?) これはもはや、コストダウンどころの話ではない。TAの投資がなんだ。もうやるったらやる。ゴーゴーISDN!

はじめに〜2001/10/17〜2001/10/29

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